Resorttrust Rescuiting

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社員一人ひとりが輝き、
お客さまを想うホテルをつくりたい。

Profile

総支配人1998年入社
三窪 俊之
1998年、新卒でリゾートトラストに入社。エクシブ鳥羽に配属されフロントとして3年半勤務した後、エクシブやベイコートなどのホテルの開業に従事。本部に異動し、マネジメント業務やザ・カハラ・ホテル&リゾートホノルルハワイの事業に携わった後、2016年にエクシブ琵琶湖の総支配人に就任。2021年8月より横浜ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾートとザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜の統轄総支配人として、約400名の社員を束ねる。

現場と
本部双方の
視点を活かし、
ホテル経営を担う

総支配人は、そのホテルのリーダーとして現場を広く見渡し、ホテルの経営戦略を描くポジションです。私は入社後3年半フロントとして現場で働いたのち、3つのホテルの開業と本部の仕事に携わり、入社18年目の時、40歳で総支配人になりました。波乱万丈なキャリアは、さまざまな転機や、当時の上司にいただいた機会など、すべてのチャンスに「NO」と言わず飛び込んできた結果です。これまでの経験がどれか一つでも欠けていれば、今の総支配人としての私はいなかっただろうと思います。ホテルの開業では、これまでできなかったことに、新しいホテルでどうチャレンジするか、さまざまなことをゼロから考える面白さがあります。また、本部の仕事では、現場で働くのではなく、経営の視点からホテル全体を俯瞰します。社員のパフォーマンスを上げ、ホテルの経営を良くするためにはどうしたら良いか、全国の様々なリゾートトラストのホテルを視察したことで、現場・本部どちらか片方からの一方通行の景色だけでなく、バランスよくホテルを見る視点を身に着けることができました。様々な仕事やポジションからリゾートトラストに携わるうちに、自然と募ったのは「もう一度、ホテルの現場で勉強したい」という想いです。本部の仕事で全国のホテルを巡回するうちに、現場の大変さと同時に、その楽しさ、面白さに改めて気付き、もっと現場での経験を積みたいと考えるようになりました。その意思を上司に伝え、思い描いていたキャリアよりかなり早いタイミングでしたが、総支配人として現場に戻ることになったのです。

最前線の
スタッフが声をあげ、
実行するチームを

リゾートトラストは会員制ホテルですが、世界中のどのホテルにも負けないおもてなしを目標にしている会社です。このビジョンを実現するためにも、私は現場の最前線で働くスタッフにどんどん意見を出し、前向きに声をあげてほしいと思っています。エクシブ琵琶湖で初めて総支配人を務めていた頃は、どこか肩に力が入っていて、トップダウンの指示を出したり、時にはパフォーマンスとしてあえて強い指導をしたこともありました。
しかし今は、自分が総支配人としてどう振舞うかよりも、目の前の職場をどう良くできるかとだけを考えるようになりました。「ホテルの経営者」とも称される総支配人が、強いリーダーシップでホテルを先導することと同じくらい大切なこと。それは、一緒に働く人たちと同じ目線で共に考え、協力することだと思います。今、私が目指しているのは、働く社員一人ひとりが主役になるホテル。お客さまのライフスタイルや人生に寄り添う会員制ホテルとして、いかに居心地の良い場所にするか。一人のスタープレイヤーが活躍するのではなく、スタッフ一人ひとりが自ら考え、実行できるチームをつくっていきたいと考えています。

ホテルの仕事は、
いつどの瞬間も楽しい

私は新卒でリゾートトラストに入社し、ホテリエとしてこの世界に入りました。今でこそ、現場と本部で経験を積み、双方の視点からホテルを俯瞰して見ることができるようになりましたが、新入社員時代はフロントのスタッフとして奮闘していました。この頃、若くしてフロントを切り盛りし、ホテル全体のコントロールを担った経験は、総支配人の仕事にも非常に活きていると感じています。しかし、当時の私は所謂「社会人3年目の壁」にぶつかり、退職まで考えていました。私は嘘がつけず、嫌なものは嫌、納得できないことは納得できない性格だったので、仕事のやり方で周囲とぶつかることも多くあったのです。
その度に当時の上司に説得され、導いていただいたお陰で、今の私があります。波乱万丈なキャリアを送りながら、どうしてこの仕事を続けてきたのか。正直、明確な答えは今も見つかっていませんが、一番大切なことは、どんな仕事も自ら楽しむ姿勢だと思います。ホテルの仕事は、私にとっていつも楽しいものでした。この24年間を振り返り「色々なことがあったなあ」と思うことはあっても、嫌な経験は思い出せません。常に新しいことに飛び込み、常に目の前の瞬間を楽しみながら、この仕事に向き合ってきたのだと思います。

VISION
スタッフ一人ひとりが主役になり、 活躍するホテルをつくる

23年前、入社2年目の時に初昇格をしてキャプテンとなり、初めて自分の部下ができました。後輩が成長していく姿に大きな喜びを感じたあの時から、根本にある想いは変わっていません。スタッフの皆がいるから、総支配人の自分は成り立っています。目指すビジョンに向かってホテルを引っ張る強いリーダーとなる一方で、スタッフ皆が主役になるチームをつくっていきたいです。