Resorttrust Rescuiting

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ホテルの世界で
最高の料理を
探求し続ける。

Profile

調理/主任2018年入社
與那嶺 有太
沖縄県出身。料理やサービスとは関係のない会社で7年勤めるが、手に職をつけたいという想いから、技術向上と表現を追求できる料理の世界に飛び込んだ。現在は主任として精力的に後輩育成に取り組むほか、ワインソムリエの資格取得など、新たな知識習得にも励んでいる。

未経験から、
一流を追求する
ホテルの料理人へ

料理人になる前、私は会社員として働いていました。高校卒業後すぐに就職した会社で、この毎日を続けた先に自分がどうなりたいのか、ゴールが見えませんでした。7年働きましたが、ふと「このまま10年続けるのか」と考えた時に、新しく次の道を走り始めるなら今しかないと思ったんです。志したのは、手に職がつけられる仕事。地元では建築業界で働く友人が多く、私自身も前職の会社に受かっていなかったらその道に進もうと思っていたほど、職人という仕事に憧れがありました。そんな時、技術や表現を追求する料理の世界に惹かれ、全く経験がないまま専門学校に。正直、勢いで飛び込んだ料理の世界でしたが、夏休みにアルバイトをしたエクシブ鳥羽別邸『華暦』との出会いが、私の人生を大きく変えました。
初めて見た日本料理の厨房で、まず驚いたのはその勢いです。朝食だけで200食を提供するホテルならではの活気とスピード。その中でも、見たことのない盛り付けや、器、高級な食材に目を奪われました。そして何より、料理長や先輩社員から伝わってくる「お客さまに喜んでいただきたい」という熱い想い。そのすべてに圧倒され、2週間のアルバイトを終えるころには、卒業後もここで働きたいと強く思うようになりました。

走り続ければ、
走った分だけ
認められる環境

料理人の駆け出しは、素材の下準備や下ごしらえ、厨房の掃除やゴミ出しといった、「料理」以外の業務を徹底的にやることから始まります。厨房は実力の世界。お客さまに料理をお出しするには、何よりもまず技術が必要です。私は慣れない調理器具に苦戦し、1年目の9月ごろまで、朝食の「だし巻き卵」すらまともに作れませんでした。自分の技術不足を痛いほど感じ、悔しかったです。仕事の日の勤務前後や休日も使って料理の練習と勉強をし、技術を磨きました。
それだけやらないと、先輩や料理長にはいつまで経っても追いつけないと、間近で見ていて分かっていたからこそ、とにかく必死でした。今振り返ると、新人時代の裏方業務や、がむしゃらに練習した日々は、すべて貴重な時間だったと思っています。一流のお客さまに提供する一流の食材に触れて扱い方を学び、最高の料理を作るために調理台をピカピカになるまで磨く。そういった作業を知らずに、お客さまに「この料理を食べにまた来たい」と思っていただける料理を作ることはできません。私がそう実感したのは、 職場の料理コンテストで私の創作料理が選ばれ、私の考えたメニューが実際にお客さまに提供されたときです。それは一皿の単品料理でした。たった一皿でも、今までコツコツ積み重ねてきた知識や技術、上を目指して走り続けてきた日々が認められたのだと、胸がいっぱいになりました。今でも、技術や知識はまだまだです。それでも、走ったら走った分だけ認められ、努力がかたちになる環境が、ここにはあると思います。

1人のお客さまのために、
レストランが一丸となる

お客さまにお出しする料理は、決して一人では作れません。厨房では、飯場、煮方、焼き場といった複数のポジションに分かれ、全員が協力して一皿を作り上げます。また、ホールの接客スタッフとの連携も欠かせません。お客さまの苦手な食材や味付け、アレルギーなどの対応をするときや、特別な日のための特別な一皿をご用意するとき。アルバイトの時よりももっと強く、お客さまファーストの空間だと実感し ています。お客さま一人ひとりにとって最高の料理とおもてなしを提供するために、スタッフ全員が一丸となっているこの環境は、私が感じるこの仕事の大きな魅力であり、誇りです。料理の道には終わりがありません。だからこそ一生をかける甲斐があると思います。私が生まれ育った沖縄は季節を感じにくい地域です。いつか故郷に、四季を美しく表現する日本料理を持ち帰って広めたい。その夢を抱きながら、料理人の最前線をまっすぐに追求していきたいです。

VISION
お客さまの想いを 必ず実現する

会員制のリゾートトラストでは、接客も料理も、お客さま一人ひとりに合わせて最高のものを提供します。そのためなら常に「Nothing No」でおもてなしを追求できる環境は、ときに大変なこともありますが、料理人である私にとっても大きな歓びです。リゾートトラストのレストランを楽しみに訪れてくださる一流のお客さま方のために、私自身も常に料理の最先端を学んでおかなければいけません。「料理」という既存の枠にとらわれず、 新たな知識習得に励んでいきます。