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お客さまの大切な
ひとときに携わる。
自身の体験を、
次は提供する側へ
私にとって、リゾートトラストは一年で特別な日を親戚と過ごす場所でした。幼少期に踏み入れたエクシブの華やかな空間でのお食事や、皆でお揃いのキーホルダーを買った思い出は今でも鮮明に思い出されます。素敵な笑顔のホテリエがお客さまの大切なひとときに携わる姿を見て、私も同じように最高のおもてなしで、誰かの思い出づくりのお手伝いをしたいと考えるようになりました。人と話すのが好きな私は、こうしてぼんやりと接客業を視野に入れるようになりました。高校生の頃、進学か就職か、次の進路を決める際に目に留まったのが、リゾートトラストの求人応募でした。「自分もここで働けるの?」その驚きを胸に、相談に乗ってくれた母も、「あのエクシブの求人があるんだね!」と同じく驚きの様子。幼い頃から感動を覚えていたリゾートトラストの特別な空間で、私も一流のお客さまに感動を届けたいと強く思い入社を決めました。
いかに快適な客室を作るか。
それが、ハウスバトラーが
全うする使命
ハウスバトラーの主な仕事は客室の管理です。客室の予約や割り当てについてフロントのスタッフとやり取りしたり、共に働くスタッフ皆さんができるだけ仕事がしやすいように毎日細やかに連携を図っています。例えば、お客さまから当日に宿泊の予約をいただいた場合、すぐにフロントに連絡して空き状況を確認し、清掃が完了している部屋を案内します。また、お客さまが使用するアメニティの管理や忘れ物の対応まで、お客さまがリゾートトラストで満足していただける時間を提供するためのフォローを徹底しています。
実は私は入社前、お客さまと一番接する機会が多い職種を希望していたのですが、縁があって配属された先はハウスバトラーでした。仕事内容を詳しく知らなかった私は当初、少し不安を感じましたが、まずは研修に集中することにしました。そんな中、私がはっとしたのは、先輩がかけてくださったある言葉でした。「客室は、お客さまがホテルで一番長く過ごす場所。ハウスバトラーの仕事はとても重要なんだよ」。そうか、私たちは、お客さまがホテルで過ごす時間を特別なものにする重大な役割を担っているんだと感じました。リゾートトラストは世界各国の一流サービスを知るお客さまが集うホテルであり、ハイセンス・ハイクオリティの基準が求められる場所です。私はその意識を持ち、いかに快適な空間を作るかに力を注ぐようになりました。お客さまにとって最も大切な空間をきれいにする。どうせやるなら、こうして責任の大きな仕事に挑戦したい。私はそこにやりがいを感じます。
私が所属している芦屋ベイコート倶楽部のハウスバトラーチームでは、お客さまの宿泊を少しでも素敵なものにできるように、タオルアートを施しています。芦屋ベイコート倶楽部の開業時に、お客さまに他にはない特別なおもてなしをできるようにと思いついたのが、タオルアート。
例えば誕生日に利用してくださるお客さまには、タオルで作ったケーキの上に小さなスワンやウサギを添えてもてなしたり、季節に合わせてハロウィン仕様のカボチャを作ったり。時には、お客さまにタオルアートの提案を促すよう、館内の共有メールで連絡することもあります。会員制ならではの特別なパーソナルサービスを楽しんでいただきたい。ハウスバトラーとして、お客さまに喜んでもらえるおもてなしの形を考え、いかにお客さまの心をつかむかが大切だと思っています。
共に働く仲間と、
「最強のチーム」を作り上げる
チームのキャプテンとして私が目指すのは、「最強のチーム」を作ることです。それは、お客さまもスタッフも居心地良く過ごせる空間を作り上げることのできるチームのこと。お客さまには、芦屋ベイコート倶楽部の客室は素敵だから、また利用したいと思っていただけるように。スタッフには、この場所で働くことにやりがいや目標を見出してもらえるように。
今はキャプテンを務めている私ですが、実は入社前までは、あまり自分の意見を主張するタイプではありませんでした。ある時先輩から、「どんな仕事も、なぜその仕事をしているのか、自分の考えと責任を持って取り組むことが大切」だとアドバイスをいただいたことを機に、物事を自責で捉えて、主体的に行動するようにしたのです。そうするうちに、ハウスバトラーという仕事の意義や誇りをより感じるようになりました。チーム全体がその姿勢で取り組めば、より良いチームができる。共に働く仲間にそれをどんどん伝え、リゾートトラストが誇る最高のハウスバトラーが集うチームにしたいと思っています。
お客さまのために
頑張るチームを
支える人になる
頑張るチームを 支える人になる
キャプテンに昇格してからは、新しくできるようになった業務が増え、仕事の幅や楽しみが広がりました。キャプテンとなった次はチーフとして、リゾートトラストが選ばれるカギを握るハウスバトラーチームを支えていきたいです。徹底した清掃はもちろんのこと、芦屋ベイコート倶楽部自慢のタオルアートでのおもてなしなど、今後もチームで力を合わせて、お客さまに喜んでいただけるサービスを提供し続けていきます。